それは2枚組、ベスト・アルバムのリリースの決定だ。それもブレット・アンダーソンとバーナード・バトラーの2人が同時に立ち会って選曲、マスタリングを行ったというものだ。一時不仲説や意見の相違などがマスコミでとりざされていたがそんな噂を払拭。

Disc　1には衝撃のデビュー・シングル「ザ・ドラウナーズ」をはじめ、全英チャートを席巻した「トラッシュ」、「ステイ・トゥゲザー」など、大ヒット・シングル18曲を収録。

Disc2にはオリジナル・アルバム5作品からブレット、バーナードを始めとするメンバーが選曲した17曲を収録。アルバム・アートワークはカート・コバーンやオアシスの肖像画で知られるエリザベス・ペイトンが担当。ファンはもとよりブリットポップ・ファンには垂涎のベスト・アルバム。

UKでは11月9日にリリース予定。日本ではUK直輸入盤に、スウェードを語らせればこの方の右にでるものなしと云われるexロッキング・オン編集長“粉川しの”さんによるライナー付き。粉川さんは10月始めに単独コンサートで来日したブレットにインタビューを行った唯一のジャーナリストでもあり、ブレットからもっとも信頼されている。

スウェードはこの新ベスト・アルバムの他に1）各作品（アルバム）に未発表曲、未発表映像などを収録したスペシャル盤―５作品　2）シングル・ボックス・セット（2種類！）　そして3）ライブ・アルバムなどのリリースを2011年に予定しているらしい。来日も実現性が高いそうで、単独なのか夏フェスなのか、スウェードから目が放せなくなりそうだ。