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Sloan Biography


スローン、バイオグラフィ

カナダ東海岸ノバ・スコシア州ハリファックス出身の4人組。

1991年、もともと同じパンクバンドで活動していたクリス・マーフィー(b,Vo)ジェイ・ファーガソン(g,Vo)に加えて、クリスと同じアート・カレッジに通っていたアンドリュー・スコット(ds,Vo)、そしてパトリック・ペントランド(g,Vo)が加わり、共通の友人のニックネームからバンド名を“スローン”と名づける。

1992年、ハリファックスのアートギャラリーにて行われた“イースト・コースト・ミュージック・アワード”に出演し好評を得た彼らは、その後、初のカナダ横断ツアーを行い、それが「Geffin Records」のA&Rの目に留まり契約。
同年6月に彼等自身のレーベル「マーダーレコ−ズ」を設立したスローンは、6曲入りのEP「ペパーミント」(日本未発売)をリリース。

1993年2月、ついにデビューアルバム「スミアード」をGeffinよりリリース。(その内の3曲は「ペパーミント」収録曲をミキシングし直したもの)
このアルバムは本国カナダでゴールド・ディスクを獲得。ヨーロッパ・ツアーも行い、アメリカ「ローリングストーン」誌やイギリス「NME」紙でも絶賛。日本盤も発売され、草の根的ではあるが熱心な支持者を得ることに成功。

1994年、Geffinより2nd アルバム「トゥワイス・リムーヴド」をリリース。カナダの「チャート」誌では“カナダ史上の最高傑作”とされながらも、アメリカやイギリスでは高い評価を得られず、日本盤発売は見送られてしまう(その後やっと1998年に日本でも発売にこぎつける)。その際、ほとんどプロモーションをしてもらえなかった等の不満も募り、Geffinを離れることとなる。
その後、バンド活動を小休止。メンバーはそれぞれ他のバンドのツアーに参加したり、プロデュースをしたりと個々の活動に専念し、一時解散の危機にさらされる。

1996年、再びメンバーが集まり、待望の3rdアルバム「ワン・コード・トゥ・アナザー」をマーダ−よりリリース。その後、元GeffinのA&Rが設立したレーベル「アンクレイブ」と契約し、翌年、アメリカや日本でも発売された(メンバーはその約半年の時間差を考慮して、アメリカ盤のみパーティ・ライブとのカップリング盤として発売。日本でも「パーティー盤」として発売されている。これはオイシイ!)。よりポップさを増したこのアルバムは日本のポップ・ロック通のツボを突き、いよいよ再始動!と盛り上がりかけた矢先に、新天地であったはずの「アンクレイブ」が閉鎖してしまう。

1998年、そこで今度は「ユニバーサル・カナダ」が契約に名乗りをあげ、ここで初めて日本でも時間差がほとんどない状態でニューアルバムを聴くことが出来ることになる。それが4thアルバム「ネイビー・ブルース」である。日本でも好セールスを記録し、間もなく同年冬に初来日(大阪・名古屋・東京)を果たす。
それまでの彼等を取り巻く正に“ツイてない”環境に対するうっぷんを吹き飛ばす、このイキイキと小気味のいいアルバムの発表と初来日の波状攻撃。やっと会えた喜びと興奮で、ライブ会場は熱気に包まれた。(地球のホボ裏側にあるこの小さな国で、こんなにも歓迎されたことに驚き、喜んだメンバーは、ライブ終了後の会場内に残った観客を並ばせ、順番に写真を撮って行ったという。)
この頃、マーダーレコ−ズもユニバーサル・カナダ傘下となり、メンバーも住居をハリファックスからトロントに移す。

1999年春、前年11月にトロントの“Palais Royale”で行われた4日間のライブを収録した2枚組のライブ・アルバム「4ナイツ・アット・ザ・パレ・ロワイヤル」をリリース。
ついで同年9月には5thアルバム「ビトゥイーン・ザ・ブリッジズ」を発表。こちらはなんと世界に先駆けて(ほんの数日だけだが、アメリカはおろか本国カナダよりも先。しかも嬉しいボーナストラック付きで)日本発売された。
その後、クリスがプロモーションで単身来日、間髪空けずに同年12月に2度目の来日を果たし(今度は東京2Days!)、徐々にメディアへの露出も増え、前年から引き続きSloanの日本での人気を決定づける年となる。
また、ソフィア・コッポラ監督の映画「ヴァージン・スーサイズ」に、3rdアルバム収録曲「エブリシング・ユーブ・ダン・ロング」を提供。2000年3月にはそれを含むオリジナル・サウンド・トラックが日本でも発売される。
その後、「ビトゥイーン・ザ・ブリッジズ」を最後にユニバーサル・カナダとの契約が終了。各社争奪戦の末、本国カナダでは「BMGカナダ」、イギリスとヨーロッパではアラン・マッギー率いる「ポップトーンズ」と契約を結び話題になる。

2001年秋6thアルバム「プリティ・トゥゲザー」をリリース。翌年2002年1月に3度目の来日を果たす。

2003年8月7thアルバム「アクション・パクト」が本国カナダのみでの発売となり、そのまさかの事態に日本での人気の土壌はシッカリあると信じて疑っていなかったファンは驚く。翌2004年5月、アメリカではボーナストラック付きで発売決定するも、日本盤は発売されないまま現在に至る。

2005年5月、初のベストアルバム「Aサイズ・ウィン / シングルズ1992‐2005」を発表。根強いファンによる、前作と共に日本発売を祈る気持ちが通じたのか、まずはこのベストアルバムが来たる11月23日にインペリアル・レコードより日本発売決定(なんと日本盤だけのボーナスCDディスク付き!来日フライヤー(複製ですが)も付きます)

この勢いに乗って「アクション・パクト」の日本盤発売、そして4度目の来日を望まずにはいられない。

★★ Sloan MEMBERS ★★

Andrew Scott アンドリュー・スコット(ボーカル、ドラム+時々ギター)
 1967年11月15日生まれ。背が高く堀の深いハンサムな顔立ちが印象的な、一見物静か(実は一番面白い奴、とメンバー談)なドラマー。

Jay Ferguson ジェイ・ファーガソン(ボーカル、ギター+時々ベース)
 1968年10月14日生まれ。金髪で細くて小柄でシャイ。歌声までもがキュートな彼のことを、他のメンバーも「一番親しみ易い(子供っぽい?)」と云っているそう。

Chris Murphy クリス・マーフィー(ボーカル、ベース+時々ドラム)
 1968年11月7日生まれ。ステージ中央に立つ、メンバー内で1番よくしゃべる目立ちたがり屋でひょうきん者のメガネ君。

Patrick Pentland パトリック・ペントランド(ボーカル、ギター+たまーにドラム)
 1969年9月20日生まれ。バンドの中で一番物静かでドライ、とはメンバー談。髪型がロングヘアから丸坊主までコロコロと変わるのもバンド内でただ1人。ステージ向かって左側が定位置のメガネ君。

☆☆ 補足 ☆☆

Sloanは、メンバー全員が作詞・作曲をこなし、基本的にソングライターがメインボーカルを取るといったスタイルをとっています。(クレジットは全てバンド名義) 
ライブでは、演奏する曲によってSloan“名物”パート・チェンジが行われます。
ドラムのアンドリューがメインボーカルをとる曲を演奏する際に、それは多く見られます。

 移動 1.:アンドリューが、ドラム→ギターへ。
 移動 2.:ジェイが、ギターからベースへ。
 移動 3.:クリスが、ベース→ドラムへ。
 移動 4.:パトリックはそのまま。

…以上が基本パターンです。その他、アンドリューがピアノを弾きながらボーカルをとったり、ジェイがピアノで参加したり、たま〜にパトリックがドラムを叩いたり…と、ステージ上でくるくる(ぞろぞろ?)メンバーが移動・交代していく様に、初めてライヴを見る人は驚くでしょう。それもSloanライブの楽しみのひとつなのです。
(記:R. Sakai)

 




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