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The Zombies  
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ビートルズに愛されたグループ、ゾンビーズ

ゾンビーズはビートルズを中心とする、60年代半ばにおけるブリティッシュ・インベージョンの一翼を担ったグループ。日本では「ふたりのシーズン」や、「好きさ好きさ好きさ」のオリジナル・アーティストとして知名度が本国イギリスやアメリカ以上に高いものであった。

彼らが発表したヒット曲はイギリスではわずか2曲、アメリカでさえ5曲。不振の原因は1)活動期間が約3年と短かったこと、2)所属先の英・デッカがローリング・ストーンズに力点をおいていたので、十分なサポートを得られなかったこと、さらにはティーンエイジャーよりも上の世代に適した洗練されたスタイルにあった事が影響している。

確かにゾンビーズにも当時のイギリスのビート・グループ然とした面があったが、その一方で中心人物のロッド・アージェントがマイルス・デイビスを始めとするジャズやクラシックのファンだったこともあり、他のグループとは異なるフィーリングやトーンを持っていた。キーボードをフィーチャーした音作りも彼らの特徴だ。ビートルズのメンバーの中でも特にジョン・レノンが彼らをプロデュースしたいと思ったのはその独自性に惹かれたからだろう。

しかしながら彼らの残した2枚のオリジナル・アルバム、1)「ビギン・ヒア」 ‘65年 2)「オデッセイ・アンド・オラクル」 ’68年、には凝縮されたポップ・エッセンスが詰められている。

ゾンビーズはロンドン郊外、セント・アルバンズ出身。
メンバーは:

●ロッド・アージェント(キーボード)
●コリン・ブランストーン(ボーカル)
●ポール・アトキンソン(ギター)(2004年4月2日他界)
●クリス・ホワイト(ベース)
●ヒュー・グランディ(ドラムス)

グループは、ロッドがセント・アルバンズ・グラマー・スクール時代の61年に同校の生徒だったポールとヒューを誘ったのがきっかけで、そこに隣人のポール・アーノルド(ベース)と、彼の友人のコリンを加えて結成。当初はムスタングス、次いでサンダウナーズと名乗っていたが、ポール・アーノルドの提案でゾンビーズと改名。しかしながら、そのアーノルド自身が進学のために脱退したので、ロード・マネージャーとなる兄のテリー・アーノルドの推薦で黒ぶちのメガネをかけたクリスが参加することになる。

64年、彼らはロンドン・イブニング・ニュース紙が主催するコンテスト、ザ・ハーツ・ビート・コンペティションに応募して見事、優勝。その結果、アレンジャーをしているクリスのおじから紹介されたケン・ジョーンズをプロデューサーに迎え、同年7月に英デッカから待望のレコード・デビューを飾る。


代表曲


ふたりのシーズン
ゾンビーズ不朽の名作。アメリカでは68年4月に「アイル・コール・ユー・マイン」と、同じく11月には「フレンズ・オブ・マイン」とのカップリングでシングル・カットされ、後者が翌69年3月29日と4月5日に第3位まで上昇。当時すでにグループは解散していたが、ミリオン・セラーを記録。


シーズ・ノット・ゼア
記念すべきデビュー曲。まだ曲作りを始めてまもないロッドが書いた、ジャズ・フィーリングを持った個性的な作品で、イギリスでは64年9月11日と18日に第12位を、アメリカでは同年12月12日に第2位をマークした。コリンの変名であるニール・マッカーサー(69年/英・第34位)やサンタナ(77年/米・第27位)でもヒット。後にエルトン・ジョンで名を上げるガス・ダッジョンがエンジニアを務めたこの曲はポール・マッカートニーお気に入りの1曲でもある。


テル・ハー・ノー
前出の2曲と並ぶゾンビーズの代表曲。イギリスでは3枚目、アメリカでは2枚目のシングルとして発売され、第42位止まりだったイギリスとは対照的に、全米では65年2月27日と3月6日に最高位の第6位を記録した。ロッドがバート・バカラックを意識して書いた作品で、83年にはジュース・ニュートンでもヒット(米・第27位)。ダンヒル・レコードのスミスにカバーを勧めたデル・シャノン自身もこの曲を取り上げている。


好きさ好きさ好きさ
もとは「ホエンネバー・ユー・アー・レディ」のB面だったが、68年にカリフォルニア州サンノゼのポップ・ロック・グループ、ピープルでヒット(米・第14位)。イギリスでは同年に「ザ・ウェイ・アイ・フィール・インサイド」とのカップリングで再リリースされている。日本にとってはアイ高野をメインとするカーナビーツが67年6月に発表したデビュー曲としてあまりに有名。


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