アーティストリスト一覧

PETE TOWNSHEND

SHM CD

再発売のリクエストが多かった作品を紙ジャケ+SHM-CD仕様で!

2010年1月20日発売
1枚組:¥2,480   2枚組:¥2,980

SHM CD『フー・ケイム・ファースト』
(1972年発表)Who Came First 強力盤
TECI-23585

■傾倒するインドの導師ミハー・ババに向けたチャリティ・アルバムが、ファンの間で高値を呼ぶなど話題となり、そこからの曲やデモなどを収録して発表されたソロ・デビュー作。幻の大作『Lifehouse』の収録予定曲「ピュア・アンド・イージー」をはじめタウンゼントの知られざる内面を知る上で興味深い作品。ボーナス・トラックとして3枚のチャリティ・アルバムなどからの7曲とライブ音源2曲を追加。

SHM CD『ラフ・ミックス』
(1977年発表)Rough Mix 強力盤
TECI-23586

■モッズ・バンドの両雄として親交を深めていたロニー・レインとの共同アルバム。カントリーやトラッドといった音楽性をベースに、エリック・クラプトン、チャーリー・ワッツ、イアン・スチュアートら気心の知れた仲間たちとリラックスしたセッションを展開。タウンゼントの新たな一面を見せることになった。ボーナス・トラックとして未発表アウトテイク3曲を追加収録。

SHM CD『エンプティ・グラス』
(1980年発表)Empty Glass 強力盤
TECI-23587

■キース・ムーンの死を契機に、とりまく環境をはじめ大きな変化を遂げたタウンゼントが放った実質的な初のソロ作。プロデューサーにクリス・トーマスを迎え、参加メンバーもその後の活動において重要な位置を占める顔ぶれが参加。全英11位、全米5位を獲得しソロ・キャリアの中では最高のセールスを記録した。ボーナス・トラックとしてデモやロング・バージョンなど4曲を追加。

SHM CD『チャイニーズ・アイズ』
(1982年発表)All The Best Cowboys Have Chinese Eyes TECI-23588

■再びプロデューサーにクリス・トーマスを起用し、前作のスタイルを踏襲した形で制作されたソロ3作目。ニューウェイブを意識したエレクトロニクス・サウンドを大胆に導入し、バラエティにとんだ楽曲を披露した意欲作。自身の麻薬中毒や離婚問題など多くの問題を抱えていた当時の心情もストレートに反映されている。ボーナス・トラックとして2曲のライブ・テイクを追加収録。

SHM CD『ホワイト・シティ』
(1985年発表)White City
TECI-23589

■ ロンドンに実在する街をモデルに、自らが書いた自伝的短編小説を発展させて制作されたコンセプト・アルバム。ヒット・シングル「フェイス・ザ・フェイス」をはじめとする質の高い楽曲と洗練されたアレンジによって、タウンゼントが最高のストーリーテラーとしての実力を発揮した作品として評価が高い。ボーナス・トラックとして2曲のライブ・テイクを追加収録。

SHM CD『ディープ・エンド・ライブ!』
(1985年発表)Deep End Live
TECI-23590

■『ホワイト・シティ』のコンセプトそのままに、1985年にロンドンのブリクストン・アカデミーで行なわれた“ディープ・エンド・ライブ”の模様を収録した作品で日本初CD化。ピンク・フロイドのデイブ・ギルモアを含む総勢17名のビッグ・バンドを率いての颯爽としたパフォーマンスが満喫できる作品。ボーナス・トラックとして「マジック・バス」「無法の世界」の2曲を追加。

SHM CD『ジ・アイアン・マン』
(1989年発表)The Iron Man
TECI-23591

■イギリスの小説家テッド・ヒューズの童話『アイアン・マン』を基にタウンゼントがスコアを書いてミュージカル化した作品。主人公の少年を自身がこなし、ジョン・リー・フッカー、ニーナ・シモン、ビリー・ニコルズらキャストも見事。7年ぶりのザ・フーとしての新曲「ディグ」、「ファイアー」の収録も話題に。ボーナス・トラックとして2曲のライブ・テイクを追加収録。

SHM CD『サイコデリリクト』
(1993年発表)Psychoderelict
TECI-23592

■ジョセフ・コンラッドの小説に影響を受けたタウンゼントが書いた『Ray High And The Glass Household』というストーリーをモチーフとした作品。自身が演じるレイ・ハイというロック・スターと、彼を取り巻く音楽業界の話を、曲とダイアログでつむいだ濃密なコンセプト作。以降、スタジオ作は作らないと宣言した。ボーナス・トラックとして2曲のライブ・テイクを追加収録。

SHM CD『スクープ』
(1993年発表)Scoop 1
(ピート・タウンゼント自身による解説付き)
TECI-28593~4  2枚組

■ザ・フー解散の翌年に発表された、デモ・バージョンや未発表曲を含むレア・トラック集の第1弾。制作過程とは思えないほどの完成度を誇る楽曲は、単なるアウトテイク集ではなく、それまで舞台裏に隠されていたタウンゼントのソングライター/アレンジャーとしての豊かな才能と、ザ・フーにおける彼の占める比重の大きさを再確認させられる驚愕のアルバム。

SHM CD『アナザー・スクープ』
(1987年発表)Scoop 2  (ピート・タウンゼント自身による解説付き)
TECI-28595~6  2枚組

■好評だった前作に続くレア・トラック集の第2弾。前作同様、タウンゼントの曲作りの裏側が堪能できる内容で「ピンボールの魔術師」「ハッピー・ジャック」「キッズ・アー・オールライト」などザ・フーのヒット曲も数多く収録されてファンを喜ばせた。弾き語りから完成直前のものまで余すところなく収録された充実の作品は、亡き父に捧げられたものでもあった。

SHM CD『スクープ3』
(2001年発表)Scoop 3 (ピート・タウンゼント自身による解説付き)
TECI-28597~8  \3、300(定価)  2枚組

■当時はインターネットのみで販売されたレア・トラック集第3弾。ソロ・アルバム用のマテリアルを中心に、タウンゼントのアコースティック・サウンドに焦点を当ててまとめられた。シリーズ最大のボリュームながら、今回も完成度の高い楽曲が目白押しで、ひとつの作品としても通用する圧巻の内容となった。オリジナル・アナログ盤の三面見開き仕様を完全再現!

ピート・タウンゼントとThe Whoについて

全ての始まりは62年のことだった。学校を退学処分となった、ロジャー・ダルトリー(Vo)がディトワーズを結成。まもなく、ジョン・エントウィッッスル(B)が参加。ジョンの紹介でアート・スクール在学中のピート・タウンゼント(G)が参加。64年、ディトワーズからザ・フーに改名。あるギグに来ていたキース・ムーン(Dr)がバンドに参加することに。その後ハイ・ナンバーズと改名し、7月、デビュー・シングル「アイム・ザ・フェイス」をリリース。この年の10月、バンド名を再びザ・フーとする。 65年1月デビュー・シングル「アイ・キャン・エクス・プレイン」をリリース(全英第8位)。ここから彼らの快進撃は始まった。5月にはセカンド・シングル「エニウェイ・エニハウ・エニウェア」リリース(全英第10位)。11月にリリースしたサード・シングル「マイ・ジェネレーション」は全英チャート第2 位を記録。そして満を持してのファースト・アルバム『マイ・ジェネレーション』発表(日本盤はテイチク・レコードから66年にリリース。プロデューサー、シェル・タルミーとの確執の為にその後2002年になるまで日本盤は廃盤状態であった)。このアルバムは全英第5位を記録する大ヒットとなり、当時の若者を代弁するバンドとして、そのエネルギッシュなパフォーマンスとともに彼らは一躍時代の寵児となる。その後の彼らの活躍はご存知の通り。  彼ら常に時代の先端を行き、新たな挑戦をしてきた。伝説的なライブをいくつも残してきた(67年6月、モンタレー・ポップ・フェスティバルに出演。この日の演奏は記録映画に収められ、世界中で公開された。 69年8月、『ウッドストック』に出演。この模様は映画となって翌年公開され、ライブ・バンドとしての彼らの素晴らしさを知らしめるものでもあった。70年5月リリースの伝説のライブ・アルバム『ライブ・アット・リーズ』は全英3位、全米4位を記録。)。 “ロック・オペラ”という新たなジャンルを作り出したのも彼らだ。(69年5月発表のアルバム『トミー』(全英2位/全米4位)は映画化、そしてミュージカル化されロンドンのレインボー・シアターや、ブロードウェイ他にて上映された。) また、“コンセプト・アルバム”という言葉を定着させたのも彼ら。(73年11月発表のアルバム『四重人格』(全英2位/全米2位)は『さらば青春の光』として映画化され、今なお多くの若者たちに影響を与え続けている)